勝手に「1984年のUWF」を補足する。〜「フォロースルーをしない」佐山がなぜ凄かったか。
Number誌連載、柳澤健氏の「1984年のUWF」はその成立と苦闘の内幕を描くことで、リアルタイムで見てきたファンをもうならせる連載となっているが、今回はついに「Uの打撃の本質」に踏み込んできた。
その指摘が正しいことを踏まえたうえで、危惧をも感じたゆえの今回のツイート連打。
連載とともに、ご高覧あれ(^^)。
>今回のNumber誌「1984年のUWF」、元K-1総帥石井和義氏の解説を得て「UWFの蹴りはフォロースルーのない(打ち抜かない)蹴り」ゆえに「致命的なダメージを与えないように蹴られていた」という話なのだが……ここで補足のためhttp://p.twipple.jp/dxHDZ (続
>一つ前のツイートに、Number誌の同じページに載っていた写真を掲載しておいた。見ればわかるが、80年代とはいえ高速度撮影でプロが撮ったであろう写真なのに、佐山の蹴り足が速すぎてブレてはっきり映ってないんである!! この速さで「打ち抜かない」ことがどれほどの技量を
>必要としていたか、という話なのだ。さらには実際の84年12月5日S・タイガー(佐山)対藤原の動画。 10分前後を見ていただきたい。佐山の蹴りがまたまた速過ぎてどこに当たってるかさえ分からないのだ!! 当時のフイルムの精度の
>問題もあるとはいえ、ねえ・・・その次のニードロップにおいてもそうだが、これで藤原に致命傷を負わせない佐山の技量こそが恐ろしいのである。さらにその結末においても・・・。 これでファン(素人)に「フォロースルーがない」ことを
>見抜けというのが無理(苦笑)。「1984年のUWF」は、Uの打撃が純粋格闘技の打撃とは違うことを分かりやすく述べている。しかし動画を見てもいない読者が「なあんだ、第一次Uって大したことなかったんだ」と思ってしまうことをも僕は恐れる。ゆえに老婆心ながら一筆啓上した次第。(了
>前出の連続ツイート補足。今回の「1984年のUWF」最後において佐山が週プロ誌上で対談してたのは「ダーテイペア」「クラッシャージョウ」で知られる高千穂遥氏だったはず。高千穂氏はこの対談直前に「UWFはプロレスとそうでないものをはっきり分けるべき」と発言しておられました(^^)
未読の方はぜひ「1984年のUWF」をお読みください。
色々な意味で面白い連載だと思いますよ(^^)。
ではではまた。