前田対フライ、セメントマッチから20周年・・・その背後にしのびよっていたもの。

今日7月14日は94年前田日明がディック・フライ相手にセメントまがいの試合を演じてから20周年。
例によって回顧的駄文ツイートまとめ。



>今日7月14日は前田日明がディック・フライ相手にセメントまがいの試合を演じて20周年であります。フライが親指立てた状態での掌底で前田の目潰しを狙った、とのことで前田も怒り壮絶な掌底の応酬、最後は前田がテイクダウンして背後から足首を取ったとこでフライが早くもギブアップ(続)



>あまりにも早いギブアップに(フライは折られるとビビったか?)より一層怒った前田が「ビビるんなら仕掛けてくるんやないわ!」と背中を踏みつけ、これに激高したオランダ勢がリングに乱入しジャパン勢と大乱闘、後で前田自身が「10年ぶりにキレたな(実際は長州蹴撃事件から7年・笑)」(続)



>と述懐するいかにも「らしい」事件となったのであります。しかしなぜフライはこのような事件を仕掛けたのか? ヒントはこの翌月にリングスに参入するトニー・ホームにもあったように思います。カードの手詰まりからか、新日本ルートを通してホームを参戦させた前田兄さん、何とリングスデビュー戦(続)



>ではその年1月のメガバトルトーナメントで準優勝したビターゼ・タリエルに勝たせたりもしているのです(4ダウンをひっくり返してホームが勝ったその試合の実況席で、前田兄さんが「ほお、意外だなあ」とわざとらしいコメントをしたのには「そりゃないぜ、兄さん」とわたしゃ頭抱えたもので・苦笑)(続)



>そんな風に新入りのホームがどうやら重用されそうだ・・・との雰囲気を悟ったリングス・オランダの不満をフライが代表して前田にぶつけたのでは・・・というのは果たしてうがちすぎなのでしょうか?実際、タリエル戦の後、前田戦(逆片エビで前田勝利)をはさんで95年1月ホームはフライ(続)



>と激突しているのです! ビビりまくりのホームを余裕しゃくしゃくのフライがわずか3分足らずでKOしてしまい、これでホームは完全に凋落してしまうことになります・・・あの前田とフライのセメントマッチも実は再戦では帳尻合わせるがごとく前田がKOされており(苦笑)、このあたり(続)



>いかに前田兄さんが各国リングス勢に気を遣っていたか、が推しはかられて涙ぐましいものがあるのでしたが(苦笑)・・・・・・しかし、実際には前田兄さんはリングス内の勢力争いに気を遣っている場合ではなかった。この同じ年同じ月の末に、かつての盟友がU系にとっての最大最強の宿敵を(続)



>招聘することになるのです。いがみあっていたリングス・Uインター・パンクラスにとって共通の脅威となるそれは・・・「修斗総帥・佐山聡による、バーリトウードジャパン94におけるヒクソン・グレイシー招聘」であります。これが何と前田対フライのわずか半月後・・・これについてはまた後日。



ではではまた。