「A猪木の卍固め」の45年、そのエゴイズムとダンディズムについて。

「本日、アントニオ猪木がクリス・マルコフを卍固めで破ってワールドリーグ初優勝を果たしてから45周年」を記念して、例によって駄文ツイートまとめ。ご笑覧あれ(^^)。


>本日5月16日はアントニオ猪木がクリス・マルコフを卍固めで破ってワールドリーグ初優勝を果たしてから45周年の日であります。69年、アポロ11号月着陸とビートルズ「アビー・ロード」発表の年。当時26歳の若武者・猪木が、初公開したから5カ月の新必殺技・卍固めを引っ提げての優勝。(続)


>(続き)当時としては何とも清新なイメージの猪木初優勝であったことだろうと思いますね。さて、この優勝の象徴ともいえる卍固め(後々まで猪木のモチーフとなる「血染めの卍固め」がこのマルコフ戦で早くも出ている)、その公開がちょっと珍しい「試合で無く、記者発表での公開(追記・次ツイートで訂正)」。ウィキでは(続く)


>(続き)卍固め初公開を「1968年12月13日」としてますが、この日は試合などなく、あくまで猪木の新必殺技発表と名前募集のための記者会見が行われたようなのですね(追記:後でこの日はやはり試合があり馬場&猪木組対ブルート・バーナード&ロニー・メインの試合で猪木が卍を初公開、バーナードを仕留めていることをある方からご教示いただきました。謹んで訂正し、御礼申し上げます^^;)。一選手の新必殺技発表のために会見が行われるとこに(続


>(続き)当時のプロレスのステイタスを感じることが出来ます。さて、この「卍固め」、プロレスの必殺技を「その選手独自のもので、数多くのビッグマッチをその技で制したもの」と定義するならば、まさに「アントニオ猪木卍固め」こそその定義にあてはまるものといえます。いや卍固めは天龍とかも(続


>(続き)使ってますよ。でも天龍がビッグマッチを卍固めで制した場面なんて見たことがありますかね?大抵はパワーボムとかのはず。猪木の場合はそれこそマルコフ戦、対ホッジ&スナイダ―戦、対マスカラス&アリオン戦、対ジョニーパワーズ戦、対ロビンソン戦(ドロー)、対長州戦(84年)(続く)


>(続き)対藤波戦(85年)、対馳浩戦(92年)など枚挙にいとまがない。決して毎回必殺技となりえたわけではないのですが(ケン・パテラにピョンピョンロープに逃げられたこともw)これらのビッグマッチの記憶がそれを打ち消してしまうのですな。そしてその魅力といえば、何といっても猪木の(続く


>(続き)見得の切り方。ガッと決めた瞬間、首を上げて見得を切る、あの瞬間にこそその魅力があると思うのですね。あの卍固めという技、足が完全にかかっていれば相手の顔はまったく見えないわけです(笑)。それなのに自分は首を上げて思い切り見得を切る。まさにエゴイズムとダンディズム!(笑・続く


>(続き)そう、「エゴイズムとダンディズム」そこにこそ猪木の生き様が集約されてるわけであって。「その選手独自のものであり、数々の名勝負をそれで制し、なおかつその選手の生き様が象徴されている」・・・これこそがまさに「アントニオ猪木卍固め」が究極の必殺技であるゆえんなのであります(続


>(続き)先だってジャンボ鶴田の死を悲劇的なものとして紹介しました。しかしアントニオ猪木が死んでも、それは悲しむべきことではあれ、センチメンタルになる必要はない。なぜなら猪木は「エゴイズムとダンディズム」をもって一代を貫き通した男の生きざまを存分に僕らに届けてくれたのだから(続く)


>(続き)「アントニオ猪木卍固め」はその猪木の生きざまをまさに象徴し切った空前絶後の必殺技であると言い切って、この駄文ツイート連投を終えます。最後にアントニオ猪木卍固め20連発!4分20秒台で馬場さんとのコブラ&卍共演が実現(^^)。


アントニオ猪木 卍固め20連発
http://www.youtube.com/watch?v=qLsLkJvrojs


ではではまたー。