小野田寛郎氏一周忌に考える、前田日明テーマ曲「キャプチュード」に込められた思い。

皆さま、明けましておめでとうございます。
と、正月も半分過ぎた頃に言うのも何なのですが(苦笑)。
本年もよろしくお願いいたします。


さて、今日はかの小野田寛郎氏の一周忌。
その直後にもツイッターで書いたテーマを改めて。
例によって、以下駄文ツイートまとめ。


>本日は小野田寛郎氏の一周忌。ルバング島で30年もの歳月のあいだ兵士として孤独な戦いをつづけた氏の半生はすでに語りつくされた感もあるが、しかし氏の戦いとそこからの帰還が、とあるプロレスラーのテーマ曲に関わってることはあまり知られていない。小野田氏の半生に感銘を受けたイギリスの(続)


プログレッシブロックバンド「キャメル」が81年に発表したアルバム「ヌードの物語 〜Mr.Oの帰還〜」の中の一曲がまさに前田日明のテーマ曲「キャプチュード」なんである!! さて前田はなぜこの曲を自身のテーマ曲に選んだのか? 前田のテーマ曲は新日時代に「聖戦士ダンバイン」(続


>のオープニングをそのまま使うほどの無造作ぶりであった(苦笑・ちなみに83年11月の対長州戦で披露)。しかし第一次Uに移籍後、85年の一時期からあの「キャプチュード」を用いだしたのだ。なぜ、小野田氏をテーマにした曲を・・・ここで考えたいのは、前田がUに移籍したのは「後で(続)


>俺も行くから」と猪木に言い含められての移籍であったこと。そこには猪木とテレビ朝日の対立、そしてフジテレビ支援での新団体旗揚げ計画とその挫折が関わっていたようなのだが・・・明らかに、他人の思惑で移籍させられた自分の境遇を、ルバング島で孤独な戦いをつづけた小野田氏に前田は(続)


>自分を重ね合わせていたのではないか? そう思えば、新日本Uターン時代「キャプチュード」で入場する時の前田の表情が張りつめたものであったのもうなずけるものなのですね。あれはまさに他人の思惑で動かされた者の怨念と怒りが込められたものであった。新日本Uターン時代の前田の戦い(続)


>に込められていた思い・・・それはまさに「キャプチュード」という曲の成立の由来と重ね合わされたものであったと。そしてその怒りのこもった戦いが、やがて時代をもキャプチュード(捕獲)していくことになる・・・それについては、また別の機会に。小野田氏逝去直後にツイッターで書いた(続)


>テーマを、今回、氏の一周忌を機会に改めて取り上げました。小野田寛郎氏のご冥福を改めてお祈り申し上げます。(この項、了)

 
キャプチュード入場テーマバージョンhttps://www.youtube.com/watch?v=xsunQ2f1dC8 
キャメルライヴバージョンhttps://www.youtube.com/watch?v=iuPMZ2txsO8


ではではまた。