神様の一周忌。
やはり「神様が天に帰った日」は大きいよなあ。
今まで何人ものレスラー・格闘家の死を見送ったわけで。
ブルーザー・ブロディ、アンディ・フグ、ジャンボ鶴田・・・。
でも彼らが天寿を全うしたとしたら、これほど印象に残らず、「ああ○○も逝ってしまったなあ」としんみりして終わったかもしれない。
カール・ゴッチは別格なんだ、やはり。
猪木、藤原、佐山、前田、船木、鈴木・・・。
我々が見続けてきたあの男たちの精神的根幹を作ったあの人の死が、たとえ天寿を全うした大往生だったとしても、忘れられるものであるわけはないじゃないの。
「ライフ・イズ・ムーブメント、ムーブメント・イズ・ライフ」
生きることは動き続けること、動き続けることこそが生きること。
ゴッチさんを忘れず、その生き方を心に留めながらなおかつ遠くまで行くことが、あの人の心に沿うことであるのだろう。
これからも一生、あの人が世を去った7月28日の午後9時45分には、必ず「ライフ・イズ・・・」を心に唱えよう。
1985年5月、旧UWFの下関大会で握手してもらい、心だけでもあの人の弟子であらんと誓った者の一人として。
合掌。