モハメッド・アリの死と、その最後の対戦相手について。

英雄モハメッド・アリ死す。


3週間後に、あの伝説の猪木戦40周年を控えての逝去であった。


以下、例によって駄文ツイートまとめ。


>昨日、世界中をかけめぐった悲報・・・・・・やはり今だけはこの曲をオリジナルで聴くべきではないのかと。ALI BOM-BA-YE !! → 

>昨日のモハメッド・アリの訃報は全世界を駆け巡り、その存在の大きさを改めて知らしめたわけですが・・・さて、皆さんモハメッド・アリの最後の対戦相手をご存知でしょうか?・・・答えは「トレバー・バービック」。そう、あの高田延彦異種格闘技戦を戦ったトレバー・バービックなのですね!!


トレバー・バービックは35年前の81年12月にアリに判定勝ち、引退に追い込みましたがその前にラリー・ホームズがアリに10RKО勝ちしてるので、それほどのインパクトはなかった。アリとの対戦の5年後、バービックはピンクロン・トーマスに判定勝ちしてWBC世界王者となりますが


>その年のうちにあのマイク・タイソンに2RKО負けして王座転落してしまう。高田との格闘技戦はそのまた5年後の91年。つまりバービックはアリ(判定勝ち)&タイソン(KО負け)という二大ヒーローとの対戦経験を持ち、なおかつ全盛期を5年過ぎてるという、高田サイドから見れば実に


>おいしい対戦相手だったわけであります(苦笑)。さらにいえば、この対戦はローキック無しのルール契約だったにもかかわらず、本番でいきなり高田がローキック連発、愕然としたバービックが懸命に「話が違うじゃないか!」とアピールする前代未聞の展開になってしまうわけで(^^;


>→ 宮戸優光氏あたりは「そんな(ローキック無しの)ルールはなかった」と言い張ってるようですが、それならビデオ開始1分20秒台でのバービックの表情は何なのかと。その後もローを連発し続ける高田に対し、バービックはついに試合放棄


>この時のバービックの飛び降り方がまた元気いっぱいという感じなのが何ともはやなのですが(苦笑)。それはともあれ、これがすでにロートルボクサーで現地でも忘れられかけてたバービック相手だから勝手な事前ルール破りも出来たのであって、もし76年の「あの一戦」で猪木さんがアリに


>これやってたら間違いなくとんでもないことになっていた。アリは厳重に反則勝ち要求、もしそれが受け入れられないならリングを降りて全世界向けのテレビ中継は台無し、さらに内幕を外電に暴露しまくって猪木さんは致命的な信用失墜&破滅へと追い込まれたでありましょう。そもそものアリと


バービックの格の差(もはや比較するのがバカバカしいほどの格の差ですわねえ^^;;;)も含めて、あらゆる意味で猪木対アリと高田対バービックではイベントとしての差がありまくりなのでした・・・完全に踏みつけにされた気の毒なバービックを、25年を経つつある今だからこそ取材して


>あの時の無念の思いを引き出してあげてほしいものなのですが・・・残念ながらもはやバービックはこの世の人ではありません。ちょうど10年前の06年10月、土地の所有問題で甥(おい)とその共犯者によって鉄パイプにより撲殺されてしまってるのでした・・・。ジャマイカの教会にて


>撲殺死体として発見されたというのだから、これまた何ともはや・・・。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%AF バービック自身にも犯罪歴かなりあるので、同情する向きも少ないのかもですが、それにしてもねえ・・・。Uインターがもっと誠意あるビジネスして、ひょっとしてレスラーに


>でも転向してたら、違う未来があったのかもしれないとも・・・20世紀最大級の英雄であるモハメッド・アリのことはこれからも永遠に語り継がれ称賛されることでしょう。しかし、アリの最後の対戦相手であった哀れなバービックのことも時には思い出してあげてほしいなあと思うのでした。(この稿了


偉大なるモハメッド・アリ氏の冥福をお祈りいたします。
そしてその最後の対戦相手トレバー・バービック氏の冥福をも。


ではではまた。