猪木、具志堅、初代タイガー・・・70年代から80年代初頭におけるファイティングヒーローの系譜。


今日は具志堅用高王座転落35周年であるわけですが、それにちなんで今回の連続ツイート&ブログアップは、「70年代半ばのボンクラ小学生が猪木対アリ戦ショックをぬぐえたのは、意外にも具志堅用高のおかげであった」という話(笑)。70年代から80年代初頭におけるボンクラ精神史、以下例によって駄文ツイートまとめご笑覧あれ(^^)。


>35年前の本日、具志堅用高がペドロ・フローレスに敗れWBA世界ライトフライ級王座転落。・・・先だって、山中慎介WBC世界バンタム級10度目の防衛を成功させ、日本人4人目(具志堅・長谷川穂積内山高志・山中)の二ケタ回数防衛世界王者となりましたが(通算を入れれば渡辺二郎も)


>具志堅はまさにその「2ケタ防衛世界王者」の先駆者。のみならず僕にとっては、アントニオ猪木の「アリ・ショック」を吹き飛ばし、ファイティング・スポーツへの興味をつながせてくれた存在でもあるのですね!!・・・74年から76年にかけてのアントニオ猪木は、まさに当時小学4〜6年生


>であった僕にとっての大ヒーローでありました。S小林・大木金太郎といった日本人対決を鮮やかに制し、ビル・ロビンソンと後に伝説化する60分フルタイムの名勝負(http://d.hatena.ne.jp/fullkichi1964/20151211/p1)を繰り広げ、柔道五輪メダリストのウイリアム・ルスカをも豪快に破った


>猪木がヒーローでないわけないじゃないですか、当時の小学生ファンにとって。それがアリ戦で崩れた。いやそりゃ後からは色々理論武装しましたよ(苦笑)。でも、小学6年生の自分にとってはやっぱりショックだったわけですよ、どう考えたって猪木が逃げたように見えてしまったのであって・・・


>ちなみに猪木対アリ戦についてはこういった論考もありますが⇒http://www4.point.ne.jp/~kirisame/battle/kiji/sugata.html これについてはまた6月に書く予定であります(^^;)さてそういったこちらの落ち込みを振り払って、ファィティングスポーツへの興味を再燃させてくれたのがまさに具志堅用高


WBA世界ライトフライ級王座奪取だったわけであります。、 時に76年10月10日、猪木対アリ戦からわずかに3カ月半後。いやあそりゃ興奮しましたよ。しばらくプロレスから遠ざかってしまってた分(3カ月半だけどw)盛り上がって


>しまったわけですね(^^;)。そこからやがてプロレスの方も再び見るようになり、そのうち中学入ってからは全日本も見るようになり(当時は土曜8時で、全員集合や欽ドンに飽きてきたのが大きいw)、図らずも起こってたファンクスやマスカラスのブームにもはまり、やがてジュニア時代の


藤波辰巳(現・辰爾)凱旋帰国で完全にファン熱再燃、しばらくわだかまり残ってた猪木さんに対しても、少年マガジンで始まった梶原一騎&中条健の「四角いジャングル」でプロレス側の主人公扱いになってたことから再び応援するように・・・と、元のサヤに戻ってしまったわけであります(笑)


>つまり、具志堅は自分がファイティングスポーツのファンにとどまる機会を作ってくれた選手であるわけで・・・それがなかったら、同時期(77年)本塁打世界記録756号を打った王貞治さんの流れで野球ファンになってたかもしれない(笑)。そう考えるとやはり具志堅ってのは特別な存在


>であったわけですよ、ワタシにとって(まあマイノリテイになるきっかけを作ってくれたともいえるのですがw^^;)・・・しかし防衛13回に及んだ具志堅王朝もやがて崩れる時がやってくる。35年前の今日行われた対ペドロ・フローレス再戦(第一戦は大苦戦の末、判定辛勝)でKО完敗し


>ついに王座転落、それが現役最後の試合となったわけですね・・・、 すでにハンセンの台頭など新たなプロレスの流れに乗りまくっていた高校時代のワタシではありますが、それでもやはり一抹の寂しさを感じたわけでありますよ・・・しかし具志堅転落


>から1か月半で、我々は新たなヒーローを得ることになる。そう、81年4月23日、対ダイナマイト・キッドにおける初代タイガーマスクのデビューであります!!http://njpwworld.com/p/s_series_00034_1_1(要登録) 具志堅さんには悪いですが、完全にそちらの方にのめりこんで


>ことになるわけですね・・・つまりは「76年6月26日猪木対アリ⇒同年10月10日具志堅対グスマン⇒(ファンクスやらマスカラスやら藤波やら何やら)⇒81年3月8日具志堅対フローレス⇒同年4月23日初代タイガー対キッド」という流れであるわけですね(笑)。よくしたもので


>一つのヒーローの時代が終わると次のヒーローが現れる・・・(まあ猪木さんはアリ戦以降20年以上粘りましたがw)。さて次の世代のヒーローはすでに登場の出番を待ってるのか、そもそも今の世代のヒーローとは誰なのか・・・それは次の世代の、そして今の世代の人々が考えるべきことで


>あるのかもしれません。次の時代を代表するヒーローの登場を祈って、筆を置きます。ではではまた。・・・・・・追記。具志堅引退の後、こんな騒動が持ち上がって・・・https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%92%E5%85%A5%E3%82%8A%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E4%BA%8B%E4%BB%B6 具志堅の後継者たる渡嘉敷勝男の王座に汚点を残したのみならず


>具志堅の過去の栄光にさえ傷をつけかねない問題でありました。具志堅自身のあずかり知らない(と思いたい)こととはいえ・・・・・・今の選手たちが、そういったスキャンダルと無縁のところで今の栄光を得ていることを寿ぎ、それがこれからも続くことを祈りたいと思います。ではではではまた。