苦しみの中から立ち上がれ(byアントニオ猪木)
まずは先の東日本大震災で被災された皆さま、お見舞い申し上げます。
題名はちょっとユーモラスにつけてみましたが、格闘技ファンにはきっつい内容です・・・。
mixiの「総合格闘技クルセイダーズ」トピックにも書きましたが、アイアンマンサイトやオマスキーサイトに上がっているダナインタビューはあまりにも衝撃・・・。
http://sadironman.seesaa.net/article/191730695.html
>UFC 128 の試合後会見でダナ・ホワイトと記者の間で以下のやりとりがあったとのこと。
――以前、日本大会を計画していると言ってましたが、それは(震災が起きた)今でも変わりませんか?
「私は日本に行く予定はない。
私はどうなっているのか何も知らない。
向こうでは深刻な問題がいくつかある。
震災の被害状況は実際より抑え気味に報じられているかもしれない。
水がどれだけ汚染されているかも分からない。
私はこの問題が解決するまでしばらく時間が掛かると思っている。
これは一朝一夕で解決するような問題じゃない。
これは大問題だし、他の国にも影響を及ぼす問題だと思う」
組織のリーダーとしては正しい。
選手を放射能汚染があるかもしれない国で健康不安とともに戦わせるわけにはいかない。それは分かる。
ダナを恨むわけにはいかない。
しかし、しかしだなあ・・・。
はっきり言おう、僕はダナがPRIDEブランドを復活させるのではと思っていたのだ。
SFに元PRIDE所属の選手ヒョードル、ノゲイラ、ミルコ、ジョシュを集め、さらにヴァンダレイ、ショーグン、そして日本陣営は五味・青木・川尻・・・。
それらを集めたうえで、「PRIDE復活!!」と称して日本興行を行えば、大成功ではないか。
ショーグンとジョンジョンの対戦が決まった時、これでショーグンが負ければPRIDE部隊に合流が可能になると思って、実はほくそ笑んでいたのですよ。
かつてPRIDEを支援した電通がUFCを支援するフェイスブックとつながったのも大いに追い風になったはずだ。
UFCの厳密な管理下におけるPRIDE復活、それこそがまさに日本市場復活の最高の切り札となりえたはずなのだ。
しかし夢はついえた。
ダナがこの有様では、日本に好き好んでくる外国人選手などいるのだろうか(未払いのうえに放射能汚染のウワサつきだぜ!!・自嘲)。
日本MMAは事実上いったん滅びるのだ。
そして滅びた上に再建せねばならない。
それはGHQの支援のもとに復興した現実の敗戦日本よりも悲惨なものになるかもしれない。
しかしやらねばならない。
その道のりの過酷さを知ったうえで、なお立ち上がる気力こそが日本格闘技業界に、そしてファンに求められている。
僕はそう思います。