【ネタバレ注意】四分の一の五味隆典。

まずは動画。
また消されるかもしれんので、鬼ごっこではあるが(苦笑)。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm11606887


とりあえず、五味隆典におめでとうと言おう。


その歴史的意義は「格闘技徒然草」に詳しい。


http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20100802#1280732778


UFCライト級での日本人選手の勝利は、2002年の宇野薫(vsディン・トーマス戦)以来。KO勝ちは初めて。2006年のライト級復活以後、三島・小谷・小見川・K太郎.宇野らが挑戦したが、1勝を上げることもできなかった。その壁をついに破った。しかも、過去の日本人と対戦した選手の中では、五味も対戦したケニー.フロリ アンを除けばトップの実績を持つタイグリが相手。この勝ちは大きい。グリフィンは前回敗れたエヴァン・ダナムを除くと、UFCで負けた相手はいずれも王者経験者のフランク・エドガーとショーン・シャーク。その二人でさえ判定勝ちだっただけに、勝ち方も非常に大きい。五味自身にとってもベストKO勝利のひとつでは。


まことに大きな勝利である。


]しかし一方では不安が残る。




まずは
「寝技の展開で勝ったわけではない」
ということ。


そして打撃においても、


「自分よりリーチの長い相手に勝ったわけではない」
のだ。


いわば、今回は五味隆典の四分の一を披露し、その四分の一の局面で勝ったに過ぎないのだ。


残る四分の三の局面で、果たしてUFCの強豪達をしのぎ切ることが出来るのか・・・。


それは五味が今回の勝利に満足しきっているかどうかにかかっているのではないか。




真の戦士とは外部からの祝福を受け止めながら、内部で自分を戒め得るものだと思う。


次の戦いに期待しよう。




ではではまた。