菅井きんさんの数奇な女優人生について。
しかし考えてみれば、菅井さんよりムコ殿の方が先に逝かれるとはなあ・・・(ある意味失礼な言いぐさ・苦笑)。
先にも書いたとおり、菅井きんさんは大正15年(昭和元年)の生まれなので、昭和8年生まれの藤田まことさんとは7歳しか違いません。さらには、りつ役の白木万理さん(実は若い頃はかなりのセクシー女優)は昭和12年生まれなので、11歳しか違わないのに母子を演じてたことになります。
今で言えば杉田かおるが米倉涼子の母親役を演じるようなもんですよ(笑)。どんだけ老け顔を期待されたんだと(苦笑)。
そもそも女優人生のスタートからして、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%85%E4%BA%95%E3%81%8D%E3%82%93
>「東大の事務職員を辞めて、本格的に女優になりたい」と父に相談したところ、「女優とは、原節子さんのようなもっと美しい女性がなるものだ」と批判されてしまったというエピソードがある。
お父様、ヒドスギスwwwww
>1954年、東宝特撮映画『ゴジラ』に婦人代議士の役で出演しているが、翌1955年の川島雄三監督作品『愛のお荷物』(日活)にもほとんど同じ格好をした野党の婦人議員役で登場した。
こちらの3分過ぎから見られますが、まあほとんど田嶋陽子ですね(笑)。
http://www.youtube.com/watch?v=ei4u5AkEW_U
>1973年にドラマ『必殺仕置人』の主要人物・中村主水をいびる姑中村せん役で同作に出演。その後も必殺シリーズの主水シリーズには必ず登場し、シリーズに欠かせない登場人物と同時にこの役によって現在の地位を築いた。しかしこの役があまりに有名になったため、「せん役のイメージのせいで、娘の縁談に支障が出る」との理由で、必殺シリーズからの降板を願い出たことがある(その後無事娘が結婚したため、降板願いは撤回)。1994年のドラマ『家なき子』での鬼婆ぶりも、話題になった。
まあ確かにこんな役ばっかだと大変なことも多いでしょうなあ
しかしこれらの下積み&脇役人生の末、ついに晩年(死んでねえよ・苦笑)にはこんな栄光が!!
>2008年に82歳にして『ぼくのおばあちゃん』で映画初主演を達成し、世界最高齢映画主演女優としてギネスに申請し認定されているが、一部にはリリアン・ギッシュが同記録の保持者では無いかとの声もあがっている。しかし、正確にはリリアン・ギッシュは「世界最高齢映画主演女優」で、菅井は「世界最高齢映画『初』主演女優」である。
何とギネス女優なのだ、菅井さんは!!
それも無声映画時代からトーキー時代を股にかけた名女優リリアン・ギッシュと覇を争うほどの!!
これはもっと語られてもいいんじゃないかなあと思いますねえ。
藤田さんの分まで長生きして、活躍していただきたいと思いますねえ。ご健康に差し障りのないところで。
ご健勝をお祈りいたします。
ではではまたー。