ふるきち「修斗伝承」を語る&チャイニーズアキ姫さんの日記をご紹介。
グリフォンさんがこちら(http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090504)で今回の「修斗伝承」について、
>今度の5月10日JCBホールにやっぱり足を伸ばして、佐藤ルミナなどの修斗の真髄を、その目で見てほしい
てなこと書いて、メモ8さんにコメント欄で突っ込まれいぢめられてらっしゃるわけですが(笑)。
僕は別の意味で今回の修斗伝承は「真髄」ではないなあと思っていて。
つまり、本当は現在進行形の若手シューター「同士」の対戦こそが「真髄」だと思うんですよ。
決してルミナや五味ら全盛期が10年前、5年前だったオールドタイマー(失礼・苦笑)だった選手がメイン・セミを占領してはならないはずで。
さらには石田・廣田ら他団体に事実上転出した選手同士が話題を集めるようなことは本来あってはならないはずで。
本当は遠藤・朴ら生粋の現在進行形シューター達はこの事態に怒らなければいけないと思うんですよ。
でもそういう声があまり聞こえない。これは寂しい。
「伝承」という言葉に寄りかかったオールドタイマーの上から目線に本当はもっと怒らなければいけない。若きシューターは。
(本当に「上から目線」かどうかは別の問題ですよ、仮想敵を作れ、ということです)
「修斗伝承」が外側の視線を意識したよそ行きのイベントだからこそ、本来主役の一角を担うはずの遠藤・朴らに奮起して欲しい。
僕はそう思ってます。
さて今日はもう一本、最近お気に入りのチャイニーズアキ姫さんの日記をご紹介。
http://blog.livedoor.jp/chinese_akihime/archives/2009-05.html#20090503
>協調性を持ちすぎた模範的な社会人がプロレスをしているからプロレスは没する…
>だが今のプロレス界で逞しく人を蹴落として上を目指したところでそれは男たちのビッグな野望にはならないのだ、そこで成り上がるといってもほんの些細な裏原宿プロレスの一部である。
>21世紀のプロレスが抱える悲痛な病は「無意味な選手貸し出し興行」という痛み止めに侵されてジリジリと末期症状に近づきつつあった。
なんてフレーズ、いいですねえ。
完全に井上小説。いや何か中学か高校で同じ先生から授業を受けた人とめぐりあったみたいで嬉しいですね(^^)。
いや自分も完全なI編集長チルドレンなんで。
何と言っても週刊ファイトの記者になろうと新大阪新聞社受けましたから(笑)
面接で落ちましたけどね(苦笑)。
もし受かってたらGK金沢氏の後輩になってたはずです(^^;)。
今のプロレスにすっかり疎くなってる僕に、プロレスについて語る資格などないのかもしれないですけど、
一つだけ言わせてもらえるならば、殺気だけは忘れてほしくないということですね。
勝敗<<<強弱<<<<<殺気ですよ!!!
たとえ99・9%までエンタテイメントに走っても、残り0・1%の部分でやはりそういうものが欲しい。
でないと「なぜそれをプロレスでやってるの?演劇でやらないのはなぜ?」という問いに答えられないと思うので(ハッスルも残念ながらこの問いに答えてくれてない・・・まあだからファイテイングオペラなんて言い方してるんだろうけど)。
マッスルにおける鈴木みのる対マッスル坂井がやはり面白かったのは、その展開・結末(いやマジで爆笑しましたよ^^)以上にみのるの殺気がその前提になってたからだと思いますんで。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3195912
みのるのような「おのれの人生を背負った殺気」があれば、僕はそのレスラーのプロレスを必ず見に行くと思いますけどね。
ではではまたー。