いつ消されるかわからんのですが(俺がじゃない、Vが・笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=QWfnc1KIsDo


オープニングの快活さ(スタッフロールが螺旋状に回るのはエヴァ完結編スタイルですね・笑)に比べ1分過ぎからのこの重さ。


「リベンジ」を狙っていたのはまさに田村であったことがよく分かる。
最後の「また酒を飲むような日もやってくるだろう」というフレーズからすでに自らの必勝を確信している余裕がうかがえるじゃあないか。


ビデオ中何度も出てくる「真剣勝負の実績もないくせに」の桜庭のセリフはこの何年、陰に陽に田村の耳に届いていたのではないか。
だからこそ田村は負けるわけにいかなかった。絶対に。



これだけでは陰惨な感じで終わってしまうので(苦笑)、あの試合についてもう一言。


田村がタックルに行った場面は、あの試合で一番人間的な場面であったろうと思います。


そのまま打撃を続けていけばまず九割九分勝利が疑いない場面において、なぜタックルに行ったか?
桜庭の得手であるグラウンドでも有利に立つことで、より優位性をアピールしようとしたのか?
あえて確実な勝利の道を捨ててもっと長く桜庭との戦いを楽しみたいという衝動に駆られたのか?


・・・多分、田村自身にも分からないんじゃないかと思います。試合後のシャワーを浴びながら田村は自問自答した・・・評伝ならそう書きたいとこですね。


二人の評伝が書かれるなら、その直接対決の章はそのシャワー場面で締めくくられるべきなのだと思います、やはり。