勇気を与えて去っていく存在、今も勇気を与え続ける存在。

あちこちで取り上げられてますけど、野茂が引退しましたね。

野茂といえば阪神大震災オウム事件の年にアメリカに渡り、暗い話題ばかりだった日本に光明を与えてくれた存在。
2度のノーヒットノーランをやってのけた時は、いずれも興奮したなー。
どうしても90年代後半の印象が強いけど、2001年〜3年には10勝以上挙げているんだから、しっかり21世紀も活躍してたのだ。
しかしここ4年は負けが先行してただけに少々つらいものがあった。

まずはゆっくり休んでください。お疲れ様でした。




さて、一方では日本アニメ界を黎明期から支えていたこの方の著書を読み、これまた勇気づけられる思いが。

辻真先「ぼくたちのアニメ史」


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/400500587X/mixi02-22/


発行は岩波ジュニア新書ですが、なかなかそんな甘いものではない。

辻真先といえば「鉄腕アトム」「サザエさん」「ジャングル大帝」などの脚本を書いた日本アニメ界最長老の功労者であり(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%BB%E7%9C%9F%E5%85%88)、この本も前半の方は子供の頃見た「桃太郎の海鷲」「西遊記鉄扇公主の巻」などの戦前アニメの話から、実際のアニメ制作に携わった虫プロ時代の話が主なのだけど、本当に凄いのはむしろ後半。

なんとこの人、現在進行形のアニメにもちゃんと通じており「エヴァ」「ガンダムSEED」「ほしのこえ」「鋼の錬金術師」「精霊の守り人」「ひぐらしのなく頃に」などもしっかりチェックしてるのだ!!最後に絶賛してるのが「電脳コイル」ですよ!! 御年76歳!! すげえ!!!

そして、公式サイト見ると・・・何と今ケータイ小説書いてる!! 凄すぎる!!!(☆0☆)

http://homepage2.nifty.com/M-TSUJI/

二つ年下の筒井康隆さんがライトノベル書いてるのも凄いけど、こちらもやるなあ。辻さんの「仮題・中学殺人事件」に小学生時代感銘を受けた人間としては、是非ともお体大切にして頑張っていただきたいですよ。

まだまだ老け込んでなどいられませんなあ。
ワタシもより拍車をかけてオタク道を邁進しますよ!!(笑)


まあ図書館の推薦本に「涼宮ハルヒの憂鬱」を挙げて、大半の教員のヒンシュクと一部の生徒の絶賛を浴びてしまったのは我ながらどうかと思いますが・・・(^^;)。

ではではまた。