今読んでみたい本。
某所のお友達のとこで名前が出たからではないけれど(笑)、
いしかわじゅん「漫画ノート」。
いしかわじゅんと言えば、前作「漫画の時間」で柴門ふみを罵倒した件が印象深い。
「東京ラブストーリー」などで功なり名遂げた観のあった柴門ふみがこんな発言をしたところから、その一件は始まった。
「これからは漫画のような俗っぽい表現ではなく、小説を書いていきたい。心理的に高度な内容は小説のような高尚な表現でないと現せない」
この不用意な発言に対していしかわが激怒し、
「それはあなた(柴門)の、漫画家としての力量の問題で、漫画を小説の下に置くような発言は許せない」
と罵倒しまくり、しまいには、
「彼女はここまで愚かだったろうか」
とまで書いて、柴門に返答を迫った。
当然ながら柴門は返答することなく(つまりは言い返すことが出来ず)、この件は終息した。
その後、柴門が小説を書くことなく今でも漫画を描き続けていることからも、この一件の勝者が誰であったかは明らかだろう。
僕は漫画家としてのプライドを持ち続けるいしかわじゅんの批評眼を信用する(氏のマンガが面白いかどうかは別だけど・苦笑)。
そのいしかわの数年ぶりの漫画評論、きっと面白いですよ。
読んでないけどおススメします(笑)。
信用しかねるヒトは、今日の朝日新聞の書評欄もどうぞ。
とはいえ2100円と少々高値なのが玉に傷(苦笑)。
うちの職場の図書館で入れようかなあ(職権乱用・^^;)。
ではではまた。