ターザン山本生前追悼本を語る。

今回紙プロから出た「生前追悼ターザン山本!」(http://www.7andy.jp/books/detail?accd=32043644)ですが、
はっきり言って稀代のダメ本です。
ターザンの今のダメさを露呈するつもりが、現在の紙プロ編集部のダメさ加減を露呈してしまった、というかね。


何でダメかというのははっきりしている。
何で、鈴木(旧姓・山本)仁香さんと鈴木健のインタビューとらないのよ。
全盛期のターザンをコーデイネイトした女性とその女性を寝取った(といったら悪いか・笑)一番弟子。
そのインタビューが載せられなかったら、この本出した意味どこにもないでしょ。
ベースボールマガジン社首になって、逆境の中にいるターザンに決定的ダメージを与えたこの一件の裏側を暴き出さないと、この企画の意味がどこにもないんだよ。
山口日昇と柳沢忠之だったら、絶対そのインタビューとってるし、とれなかったらこの企画ボツにしてるよ。断言するね。


紙プロがこの企画立てた理由を当ててみようか。
週刊ファイト編集長井上義啓氏の追悼本を二冊出したらある程度当たった、それじゃ今度はターザンも生前追悼して小金稼いじまおうぜ、そんなとこではないのかね。
いや別にいいんだ、ほとんどの企画はそういうさもしい根性から発生するものだから。
でもそれならそれでリスクある記事を載せて、こんな特ネタがとれました!!企画やった甲斐があったでしょう!?というのを読者に突きつけるべきなのだ。
それができず、いつものインタビューメンバーでお茶を濁し、部下も市瀬・小島と言った当たり障りの無いとこに当たってる。どうせならターザンと対極にあるシッシー宍倉清則記者のインタビューくらい載せるべきだったなと。


オカチャンだの夢香さんだの自意識過剰の女性たちのインタビューいくら載せても仕方ないんだよ。
みんなターザンが第二の仁香さん求めた代償行為の結果なんだから。
ターザンと高田延彦比較した部分があったけど、その二人の差って実ははっきりしてるんだよ。高田は向井亜紀がついてきてくれたけど、ターザンは仁香さんに逃げられた。その違いに他ならないじゃないか。


しかし、これだけ俺が炎上しても、肝心のターザンがバカ負けしてるんだから、どうしようもない(苦笑)。

http://www.ibjcafe.com/talk/tarzan/b/2008/20080331113322.htm

全盛期のターザンなら今俺が書いたことを言ってくれると思うのだがなあ(慨嘆)。


かつてのターザンに影響を受けた者は、こんなダメ本など手に取らず、かつての「ザッツ・レスラー」三部作を引っ張り出し、その美文に改めて感動し、その才能が今ははるか遠くに失われてしまったことに涙すべきなのだ。


駄文陳謝。ではではまた。