UFOはいますよ。

というか「未確認飛行物体」がUFOの定義なのだから、正体が未確認なら全部UFOでしょうが。
「宇宙人の乗り物」だったらそりゃほぼあり得ないですけどね。恒星間飛行がどれだけ難しいと思ってるんだコラという話で。

だからもし政府がUFOを「地球外から飛来してきた未確認飛行物体」と定義しているなら、下の対応はまあ穏当、というか当然でしょう。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000947-san-pol


むしろ町村さんのこの発言がちょっと問題なところで。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000970-san-pol


この発言大方は好意的に迎えられてるようだけど、少々困ったところもあるのが事実で。
「ナスカ(の地上絵)とか説明できないと思う」
てなとこがまずいんですよ。
これについては某所でお友達になっていただいてる団衛門さんも指摘してらっしゃいますけどね(例によって無断転載失礼します)。


http://zenmetu.sakura.ne.jp/

>それにしても町村先生、仮にもかつて外務大臣まで務めているのに
「南米の文明は野蛮で粗暴で進んでいないから、こんなもん作れるわけがない!」という実は欧米人の他文明に対する偏見が元になっている「ナスカ絵は宇宙人が描いた」説を口にするのはどうなんだと

>この手の「宇宙人が作った」とか言われる建造物ってのは
ほとんどが欧米人の他大陸の文明に対する偏見の上に成り立っているのがほとんどでナア
ちょこっとでもその土地の文明史をかじれば、当時の原住民でも作れるってのはすぐわかるんだけどね


ちなみに作成法についてはこちら。

http://unkokuse.hp.infoseek.co.jp/kodaibunmei/nasuka.html

>地上絵を作成するのに高度な文明を持った異星人の技術など借りる必要はない。地上絵が“どのようにして”作られたかという疑問は、マリア・ライヘ女史の長年にわたる研究の成果ですでに解明されている。マリア・ライヘは、地上絵の解明に打ち込むあまり、“ナスカの専属考古学者”と呼ばれたほどの非常に有名な研究者である。1946年に初めてナスカにやって来たとき、彼女は、かつて地上絵の線に沿って木の柱が一定の間隔で立っていたことを耳にした。これは、古代ナスカ人が考案した土木工法を暗示している。二本の棒を立てれば、その間に直線が描ける。二本の棒から外れない位置に新たな棒を立てれば、延長線を次々と引ける。

>具象図形に関しては、その原画となった2平方メートルばかりの小さな絵が多数発見されており、地上絵は同じ倍率で拡大して描かれたことが判明している。すなわち、地上絵の製作者はまず縮尺モデルでデザインを考案し、それを分割して区画ごとに木の柱を立て、相似形の理論と標準化された長さの単位(ライヘによれば0.66センチ)を用いることで正確な拡大率を実現し、忠実にデザインを模写していったと考えられるのだ。ナスカの地上絵における最大の謎は、その作成方法ではなく、作られた理由である。マリア・ライヘの基本的見解は、地上絵の正体は巨大な暦であるというものだった。


すでに20世紀の半ばには解明されていたといってもいい作成法について、「説明できない」と思うってのはないだろうと(苦笑)。ペルーから抗議されますよ。ただでさえフジモリが印象悪くしてんのに(^^;)。


西洋人が広めたUFO幻想ばかり注目せず、地球の古代文明の偉大さの方にもっと注目したらどうですかね。
地球人をなめんなよ(笑)。
ではではまたー。