本当のことを言えよ、という話。

とにかくどこのテレビ局も麻生対福田の大逆転の理由を「派閥の力学」のせいとか「幹事長として安倍さんの辞任を知りながら黙っていた(←もちろんこれは大きいんだけど)」せいにばかりしていて、本当の理由に触れないので、不肖ふるきちが書かせていただきますよ。
はっきりいやあ麻生さんの暴言癖を誰もが恐れてるからじゃないですかね。ひどいんだもの、このヒト。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BA%BB%E7%94%9F%E5%A4%AA%E9%83%8E

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E4%B8%AD%E5%BA%83%E5%8B%99#.E9.BA.BB.E7.94.9F.E5.A4.AA.E9.83.8E.E3.81.AB.E3.82.88.E3.82.8B.E9.83.A8.E8.90.BD.E5.B7.AE.E5.88.A5.E7.99.BA.E8.A8.80

・2006年1月9日、福岡県飯塚市で開いた集会で、シドニーで予定されていた日米豪閣僚級安全保障対話が延期されたことに関連し「シャロン首相の容態が極めて悪く、会議途中でそのままお葬式になると意味がないので延期ということになった」と述べ、配慮を欠くとの批判を浴びた。
・2006年7月8日に広島市内で行なった講演で、北朝鮮がミサイルを撃ち、主要国が重大な関心を持ったことについて、「金正日に感謝しないといけないな」と発言した。
・2007年3月21日、長崎県時津町で講演。日本独自の中東和平外交として、ヨルダン渓谷の開発を進める「平和と繁栄の回廊」構想に触れ、「米国人にできないことを日本がやっている。日本人というのは信用がある。青い目で金髪だったら多分駄目よ」と述べた。「われわれは幸いにして黄色い顔をしている。そこ(中東)で搾取をしてきたとか、ドンパチ、機関銃撃ったとか一回もない」と語った。
・2006年1月28日、名古屋で行われた公明党議員の会合で、「英霊は天皇陛下のために万歳と言ったのであり、首相万歳と言ったのはゼロだ。天皇陛下が参拝なさるのが一番だ」と述べた。「(天皇が)公人か私人かという論議のため参拝できなくなったが、解決の答えはいくつかあるはず」と付け加えた。外交問題に飛び火した首相の参拝について「中国が(参拝を中断しろと)言えば言うほど行かざるを得ない」とし、「これはたばこを吸うなと言うと吸いたくなるのと同じだ」と述べた。
野中広務は麻生が野中の出自について差別的な発言をしたと主張し、講演等でもそういった発言をしている。麻生は2005年2月22日、衆院総務委員会にて「そのような発言をしたことは全くありません」と公式に否定している。

野中広務への麻生太郎による部落差別発言》
魚住昭野中広務 差別と権力』、角岡伸彦『はじめての部落問題』などによると、麻生太郎は過去に野中に対する差別発言をしたとして、2003年9月の麻生も同席する自由民主党総務会において、野中に以下のとおり批判された。

総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような部落出身者を日本の総理にできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」野中の激しい言葉に麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだったと記されている。

2005年2月22日、衆議院総務委員会の審議でもこの発言が取り上げられた。衆議院議員中村哲治が麻生に対し発言の真偽を質したが、麻生は差別発言について「大勇会の席でその種の発言をしたことはありません」と答弁している。なお、総務会での野中の発言については「その発言があったことも記憶をいたしておりますし、その種の発言があったことも、現場におりましたのでよく知っております」と麻生は答弁している。

2006年12月13日、シンポジウム「今こそ部落問題を語る」にて、講師として招聘された野中が、麻生の差別発言について語った。それによると野中は、自民党政調会長当時の麻生が大勇会の会合で「野中のような部落出身者を日本の総理にしていいのか」と発言したと、大勇会会員3名から発言内容を確認したという。週刊現代の取材に対し、麻生太郎事務所は「衆議院総務委員会で説明しており、それ以上のコメントはない」と回答した。この回答を受けた週刊現代の取材に対し、野中は「事実無根だなんて。その会議(=差別的発言があったとされる大勇会の会合)におった人間が言ってますよ。河野さん(=河野洋平)も言っているし。」と発言した。角岡は、著書の『はじめての部落問題』において、国政の場でおきた部落差別であり公にされなかったら部落差別問題が見えにくくなっていた、この発言によって部落差別は以前より難しい問題となったと評価している。なお、麻生側からは魚住、角岡に対して抗議等を行っていない。

《その他の差別発言》
総務大臣在任中の2005年10月15日、この日に開館した九州国立博物館の開館記念式典での来賓祝辞の中で「一文化、一文明、一民族、一言語の国は日本のほかにはない」と発言。これに対し、アイヌ民族琉球民族などには独自の文化、民族、言語がある(詳しくは概要、住民の民族性、言語、アイヌ琉球の項を参照)との批判が巻き起こった。また、中国や朝鮮半島との交流の中で日本文化が形成されてきた歴史を展示する同博物館の趣旨をも理解していないと、関係者の中には落胆する者もいた。なお、同博物館は選挙区は異なるものの彼の地元である福岡県内にある。
・2007年7月19日、富山県高岡市内で講演会において、国内外の米価を比較する例えとして「7万8000円と1万6000円はどちらが高いか。アルツハイマーの人でもわかる」と発言し、アルツハイマー患者に誤解を与える表現として批判される。これについては野党からの反発はもちろん、与党からも参院選に悪影響だと懸念され、塩崎恭久内閣官房長官からも「適格性を欠く」と批判を浴びた。麻生は翌7月20日、「不適切なものがあった。発言を撤回し、不快な念を持たれた方々と関係者の方々におわび申し上げたい」と謝罪した上、撤回した。

これだけ続くとなんだかなあ、でしょ?
特に野中広務に対する差別発言はこれはなあ、致命的ですよ。
たとえばの話、麻生さんが首相になった後、民主党の議員が
「麻生さん、あなた過去に「特定の地区の人は首相になれない」と言ったそうだがどうなんですか」
なんて言おうものならどうなるんですかね、自民党は今度こそおしまいですよ、ホントに。
民主党は麻生さんが首相になった時のことを考えて手ぐすね引いていたでしょうしね、その辺の事情知る人達がみんな麻生さん恐れて福田さんの方に行ったのは当然なんですよ、実際。
僕も当初は「麻生首相で、重しに福田官房長官置いておけばいいかなあ」ぐらいに思ってたけど、やはり小沢さんがどんな攻め方するかと思えばねえ・・・そりゃ無理ですわ、やっぱり。
もっと自民が順風満帆の時なら別ですがね、まあ今の時期に麻生さんがやるのは小沢さんにスキを自ら見せるようなもの、と思ったんじゃないですかねえ皆さん。

まあ長生きすりゃまたチャンスはあるさローゼン麻生
ではではまた。