とにかく長谷川を誉める。

いやしかし改めて昨日の長谷川は素晴らしかった。
僕は40越えて改めてボクシングに意識的に目を向けるようにしてるのだけど、そういう時期に長谷川穂積のような名王者に出会えたことはこれは無上の喜びですね実際。村治佳織のギターと長谷川穂積のボクシングは日本の宝ですよ(笑)。


それこそ本サイトでの、
http://d.hatena.ne.jp/fullkichi1964/20060326
http://d.hatena.ne.jp/fullkichi1964/20060327
の記事以来、ずうっと長谷川のボクシングを褒め称え続けているのだけど周囲にあまり賛同者がいなくって(苦笑)。


何がいいってやはり勝負所を心得ているということなのですよ、ギリギリで相手のパンチを見切り、ノーモーションの左ストレートで相手を攪乱して、ラウンド終盤にはきっちりラッシュして戦況を優位に保つ、そしてチャンスとあらばもちろん倒しに行く。
今回の試合に関しては、お互いがカウンター得意のテクニシャンでしかもこちらサウスポーであちらオーソドックスのケンカ四つ、そしてリーチは相手が8センチ長く、ひたすらやりにくかったと思うのだけど(おまけに未知のアフリカン。何となく総合格闘技のソクジュを思わせる^^;)、よく頑張ってポイントポイントではやはりパンチを集めてリードを奪わせませんでしたね。真のテクニシャンはハートも強いのです、やはり(しかしリングが滑るのはどうも・・・広告の「ロッキー・ザ・ファイナル」、せっかく評判いいのにミソつけちゃいましたね^0^;)。


僕はバンタム級といえば高校時代に見た村田英次郎(名王者ルペ・ピントール&ジェフ・チャンドラーに連続挑戦しどちらも引き分け(!)ながらついに王者になれなかった悲劇の名選手)のボクシングを思い出してしまうのですが、長谷川のそれは村田がなし得なかった夢を25年の時を経て引き継いでいる気がして、実に感慨深いものがあります(先日、長谷川がピントールと記念写真を撮ってるのを見て、なおさらその感を深めてしまいました)。
是非長谷川にはもう一つ防衛して記録を「5」にしてもらい(やはり5度防衛とそれ未満では僕の中で随分評価が違うのですよ^^)、名王者の名を不動のものにしてから宿願のアメリカ遠征に出てもらいたい。ヤンキーどもに真のテクニカルボクシングを教えたれ!!


興味ない人には全然分んないことばかり書いてしまいました。申し訳ない(まあいつものことですが^^;)。ではではまた。