ジェームス・ブラウン追悼&マンガ二題。

JB御大が亡くなってしまいましたね。
といっても僕はJBの熱狂的なフアンというわけではなくて、むしろ我らが田島貴男在籍時のピチカート・ファイヴの佳曲「セックス・マシーン」を本家「セックス・マシーン」(これね→http://www.youtube.com/watch?v=CkGg3XkN80U)よりもはるかに多く聴いてきた人間なので、追悼の資格などないのかもしれない。しかし偉大なる先達の逝去を悼む気持ちはやはりこの場を借りて表明しておきたいと思う。Rest in peace.

さてピチカート版「セックス・マシーン」だが、これがまあ非モテ人間の自虐的な歌詞なのだな。
「誰も君のことなど知らないし/誰も君のことなど相手にしないさ/誰にも愛されずに生きるのは/たとえばどんな気分教えておくれよ」
一見相手に突きつけるサデイステイックな台詞のように見えるが、実はこれ自分への台詞だと思うのだ。ピチカートの楽曲の本質って、元々はオシャレ系でも何でもなく、モテない君の妄想なのだもの(これはサザン・オールスターズの初期楽曲も同じですね・笑)。
そんなモテない君(むろん俺含む笑。今、所帯持ってたって、モテなかった頃の恨みは忘れないんだよ!!)の期待を一身に担っているマンガがビッグコミックスピリッツ連載の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」である。


(えーここからははっきりいって女子の方々は引くマンガの話になりますので、ご注意下さい・^^;)

http://irotori.blog17.fc2.com/blog-entry-202.html

この漫画、ボクシング漫画と銘打っておきながら、ボクシングと無縁なところでグダグダやっていたモテない君・田西が、上のページに出てる女の子・ちはるに振られ(上のはケンカしてぶちのめされた自分を心配してきてくれたかと思ってたちはるが、相手のイケメン野郎の方を心配してるのを見て、トンデモナイこと言って自爆しちゃうとこですね^^;;;)、その後ボクシングジムに行き、耳の聞こえない女の子・はなに出会いボクシングの道へ踏み込んでいくという展開になってるのですね、現在は。
で、入ってくれるはずだった新弟子がいなくなって困っている「はな」に対し、「俺が世界を目指します!」と筆談で宣言してしまう場面について、「あまりにも展開が早いんじゃないか」という声もあるわけですが、これはもう困ってる美少女を前にしたら、モテない君(ダメ男)は勢いでいくっきゃないでしょ!!とかつての自分を思い起こして思わず共感してしまうわけです(^^)。はっきりいって今一番行く先に注目してしまうマンガですね、これは。

そしてもう一本、別の方向で注目してるのがこの作品「デトロイト・メタル・シティ」(ホント女子の皆さん気をつけて下さい^^;;;)。

http://blog.goo.ne.jp/take_14/e/262bbaaeacef2adcba3f1e2028398aeb

http://mangaen.blog30.fc2.com/blog-entry-330.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3

ヤングアニマル」でのプッシュぶりは凄まじく、今週は読者投票(?)も掲載、クラウザーさんへの票は1億票を越えています(爆笑!)。白泉社も気が狂ってるというか何というか(^^;)。ちなみに作者はカヒミ・カリイのフアンだそうです。素晴らしすぎる(笑)。