山本弘、吾妻ひでおについて

山本弘トンデモ本?違う、SFだ! RETURNS」を立ち読み(スイマセン・^^;)。


この山本弘ってヒトは「神は沈黙せず」などの秀作で知られるSF作家であり、また「と学会」の一員としても活躍、その実かつて「ファンロード」という雑誌で新井素子賛歌を延々と語り「気分はいつも15歳」と30過ぎの身でのたまっていたなかなか複雑な方であります(笑)。


さて今回はその山本氏が、「失踪日記」がベストセラーとなった吾妻ひでお氏に言及、「やけくそ天使」「スクラップ学園」などの過去の傑作に触れていたのはいいけど、一方で「吾妻ひでおほどの人がなぜ(失踪を)?」などとのたまっていたのはいささかいただけませんでした。


なぜって「それが吾妻ひでおだから」でしょ。


吾妻さんからそういう世俗からの逃避癖がなかったら一連の傑作は生まれなかっただろうし、その意味で吾妻さんは彼が惹かれてやまない太宰治の正統な後継者なのだと思うのですね。
(その意味で、安野モヨコと結婚して満たされてしまった庵野秀明が未だ「エヴァンゲリオン」以上の作品を作り得ていないのは、あまりにも納得出来すぎてしまいます^^;)。


吾妻さんまた「スクラップ学園」描いてくれないかなあ。ミャアちゃんはやっぱ可愛かった(^^)。
マニアックな内容でスイマセン。まあいつものことか(笑)。ではではまた。