なぜ?何?どうして奇譚集

連休も終わり普通の毎日の連続ですね、ちょっぴりけだるいミヤがお送りします。
数日前、ふるきちさんが東京奇譚ってなぜだろう、と書いてましたが、そういえばどうしてなんでしょう??
東京という街、春樹さんにとって嫌いでなくても特段、愛着がありそうではないですよねぇ。ご本人は外国に住んでみたり、日本とを行ったり来たりしている訳ですから。
そこで、勝手にタイトル命名の理由を考えてみました。名付けて 「なぜ?何?どうして奇譚集」

1、かっこいいから
やはり東京といえば世界に通用するクールな都市であり、 大磯海岸奇譚集なんて考えられない。そこでもってくるのは東京〜しかない!

2、外国での出版を見越してつけた
これが一番説得力あるでしょう!  NewYorker誌と専属契約(だったかな?)を結んでいる春樹さんのことですから、スノップな外国の読者層に対するアピールとしては抜群でしょう。それに国内読者に対しても良いのではないでしょうか。日本人口の9割は東京都以外に住んで、ある種あこがれ的なイメージもあるようですし。

3、オマージュ(笑)としてつけてみたりした
外国をいろいろ回ってきた春樹さん。しかし、事務所は東京の青山におき、日ごろ公私共々お世話になっていて、外国かぶれと言われたくないのでつけた。

4、なんとなく
短編集もこれで10作目(9作目か?)だし、それそろ困ってきたから担当編集者まかせにしたらコテコテのタイトルになってしまった。

4は冗談としても、表向きは5つの短編の舞台(背景)になっている場所が東京であることからなんでしょうねぇ。 それと問題の「ハナレイ・ベイ」だってサチがお店を開いてるのは六本木ですよね、一応。でも 「神の子どもたちはみな踊る」 ほど強烈なバックボーンがあるわけではないですし・・・
もし 「品川猿・その他の短編」 とかだったら 「夜のくもざる」 的なノリの短編集みたいで、ちょっといいかも・・・ なんて想像してしまう初秋の午後なのでした。