初めてなんです&「風の歌を聴け」と1979年

優しくしてね(笑)。                                                                     
・・・というわけではじめたこのブログ、村上春樹の作品と当時のサブカルチャー全般を絡めながら、また現代の有象無象への論考を含めて書いてみようという無謀の企画であります。                        
とりあえず年内は79年の「風の歌を聴け」、80年の「1973年のピンボール」を中心に79年・80年のサブカルチャーを語っていこうと思っております。更新は数日おきになってしまうかもしれませんが(苦笑)、以後よろしくお願いします。                                                   といったとこで、何と先日双子の女子中学生を略取・監禁した男が捕まったでないの!!ちょうど「ピンボール」を再読してる最中に、報道がなされたもんだから思わず爆笑してしまいました。                  
いやあ春樹さん以外にも双子趣味の人っているんですねえ(笑)。ちなみに僕はまったく双子趣味はありません。まあ来る者は拒まずだけど(笑)。



さて一応、真正面からも取り組まないとね(笑)。

今回とりかかるのはデビュー作「風の歌を聴け」。この作品の冒頭部分「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」は僕の座右の銘となっております。
とはいえこれ読んだのは実は83年の夏・大学生のとき(笑)。79年には僕はまだ中学3年で、この文章に共感するには早すぎますわねえ。
ちなみに一番好きな会話。

僕「(みんな同じ人間だということに)気づいた人間がほんの少しでも強くなろうと努力すべきなんだ。振りをするだけでもいい。そうだろ?強い人間なんてどこにもいやしない。強い振りのできる人間がいるだけさ。」
鼠「ひとつ質問していいか?・・・あんたは本当にそう信じてる?」
僕「ああ。」
鼠「嘘だと言ってくれないか?」

この場面を読むたびにいつもほろりと来る。なぜだかうまく言えないけど。


「風の歌」が発表された79年は「早すぎたクールビズ省エネルックが発表された年(笑)。
「三年B組金八先生」「起動戦士ガンダム」開始。
映画「デイア・ハンター」(テーマ曲が泣ける)「スーパーマン」(主演クリストフアー・リーブの人生が泣ける)がヒット。
YMOが最高傑作アルバム「ソリッド・ステート・サバイバー」を発表。
サザンオールスターズは4月にシングル「いとしのエリー」発表。もちろん名曲なんだけど、僕は10月に発表された「C調言葉にご用心」の方が好きだったな。春樹さんにとっての「カリフオルニア・ガールズ」は僕にとってのこれだったりして(笑)。

というところで、このブログの相棒ミヤさん(なんかいいお名前あればよろしく・笑)にタッチ。
ミヤさんに私信。こんなんもありかなあと。どうですか?
ご意見よろしくひとつ。ではでは。