昨夜のETV特集が凄すぎて。
いやまだ興奮が冷めないわけですが(苦笑)。
昨日紹介したのを再掲載しておくと、
http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html
2007年 10月21日(日)22:00−23:30、
NHK教育テレビ ETV特集
第200回
21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜
>世界中の若者を魅了するアニメやマンガ、ゲームなどのジャパニーズ・サブカルチャー。その源流をたどって行くと、戦後独自の発展を遂げた日本のSF文学に突き当たる。この夏、横浜で開かれた大規模なSFの国際大会でも、日本のSFにあらためて注目が集った。
>日本にSFのファンクラブが生まれて50年。伝説的なSF作家たちのグループ、「SF作家クラブ」が結成されて45年。星新一、小松左京、筒井康隆、手塚治虫など、SF作家クラブのメンバーは、文学の枠にとどまらず多方面で縦横の活躍を果たし、黄金の60年代と呼ばれるようになる。鉄腕アトムやウルトラシリーズなどがそこから生まれていった。彼らが育んだSFの「遺伝子」は、70年代半ばから音楽、映画、小説、アニメへと、さまざまなジャンルに広がり、世紀末を挟んで「オタク文化」の豊穣な世界を作り上げて行った。
>高度成長期の日本に生まれ、半世紀を経て世界に認められるようになった、日本SF。その50年にわたる歴史をたどりながら、育まれた遺伝子がどのように発展し現代日本文化を生み出したのかを浮き彫りにする。
>出演 小松左京、筒井康隆、豊田有恒、眉村卓(以上SF作家)、松本零士(SF漫画家)など
で、僕の興奮した様が昨日の某所での日記コメントで良く分かるという(苦笑)。
>ふるきち 2007年10月21日 22:13 小松さん・・・見る影もないなあ(涙)。
>ふるきち 2007年10月21日 22:18 こりゃ、ホントに永久保存版だぜ!!(興奮)
>ふるきち 2007年10月21日 22:28 福島正実撮影のフィルム・・・すげえのが残ってるなあ!!(☆_☆)
>ふるきち 2007年10月21日 22:34 ここで「マタンゴ」出すかよ(苦笑)。 さらに「WOO」「アンバランス」か、まさに総力戦だな(^-^;
>ふるきち 2007年10月21日 22:45 豊田さんもやせたなあ・・・。
>ふるきち 2007年10月21日 22:53 「パプリカ」今敏、ここで出てくるかあ・・・。
>ふるきち 2007年10月21日 22:58 「宇宙空間ひとりぼっち」って、堀江謙一の「太平洋ひとりぼっち」知らないとわかんねえよ(^-^;
>ふるきち 2007年10月21日 23:05 大阪万博、行かせてもらえなかったんだよなあ・・・・。 真鍋博さんも亡くなったもんなあ(涙)。
>ふるきち 2007年10月21日 23:09 おー鏡明さん! まだ生きてたんだ!!(むっちゃ失礼^-^;)
>ふるきち 2007年10月21日 23:22 アキバに行くと急に俗っぽくなるなあ(^-^;
>ふるきち 2007年10月21日 23:34 あーこりゃもう30分は欲しかったな(^-^; 八十年代、九十年代を経ていかに今の状況に至ったかを描いてほしかった。
しかしまあNHK、よくやったわ。今月は受信料を倍払ってもええよ(^O^)/
>ふるきち 2007年10月21日 23:54 伝説の「原子力研究所見学ツァー」がフィルムとして残っていたというだけでも凄いっすよ。感涙ものでした!!(^O^)
>ふるきち 2007年10月22日 00:11 僕の時代でもあります(笑)。
というか、神々の時代ですねえまさに。久々に作り手の意気込みを感じました。どなたか降臨してましたね。福島さんか大伴さんかはたまた星さんか真鍋さんかそれともいっそ全員か(^-^;
しかしこれほど凄い番組だったのに、世間はあんま騒いでる気配がないんだよなあ。2ちゃんねるとかもっと湧いてるかと思ったのに。
夏目房之介さんとか竹熊健太郎さんとかブログで書いてくれてるかと思ったのに。見てらっしゃらないのかしらん。
さすがに押さえておられたのが、団衛門さんとことグリフオンさんとこぐらいだものなあ。
お二方のコメントも無断掲載です。すんません(^^;)。
http://zenmetu.sakura.ne.jp/index.html
>NHK ETV特集21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜見る
>「日本SF作家クラブ」の初期メンバーの活動(特に結成から70年代まで)を通して、日本のSFが日本の社会・文化に対してどのような影響を与えたのかってのを1時間30分に渡って紹介する番組といった感じで
まあ、中身に関してはコレといった目新しい事も無く、既存のネタのオンパレードのような感じでしたが
それでも当時の日本のSF人の貴重な肉声と8mm映像が見れたのは非常に嬉しかったです
>なんたって、星新一や大伴昌司が動く、しゃべる
もうこれだけで充分なのに、その映像を撮影してるのがSFマガジン初代編集長にして翻訳家・作家の福島正実ってんだから
もう言う事無いわ
さらに加えて小松左京やら筒井康孝やら豊田有恒やら石川喬司やら眉村卓やらetc、オマケに鏡明に折原みとに今敏まで登場してコメントしてんだから
本当におなか一杯ごちそうさまでした
>つ〜か、この番組、日本SF作家クラブが発足した時の会場中華料理店「山珍居」やハヤカワビルでロケはやるは
番組内容的に特に解説とかナレーションとかされない、番組としては必要の無い人物の映像にまでクレジットをつけてくれたりと(矢野徹と光瀬龍はSF作家だし主要メンバーだからクレジットつけるのは理解できるけど、野田昌宏にまでクレジットつけるかあ?いや、つけるか)
なんつ〜か
「俺はこんなヌルイ番組は作りたくなかったんだ、もっと濃いものだって作れるんだヨ」
という製作者の心の叫びが聞こえてくるような
「お前本当はわかってるな」感がヒシヒシ伝わってきましたよ(笑)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/
>NHK教育テレビ ETV特集 第200回
>21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜
>どういう構成者がいたのかは分からないが、たとえばもし自分が構成するとしたら外せない、昨日の話で言えば川中島や桶狭間をちゃんと押さえていたのがうれしいところだ。
>原子力(はらこつとむ)研究所や「原子の実物を見せてくれ。この目で見ないと信用できぬ」もちゃんと取り上げてくれたし。
>ひとつ指摘したいのは、やはりSF作家らしく、最初のSF作家クラブの会合や、その原子力研究所の見学の様子が映像や音声が残っていること。NHKがこの前、20世紀を紹介するときにシリーズを「映像の世紀」と称していたが、それが民間に波及するのはまだまだ先で、こういう音や映像が残っているのは実に大したものだ。
(中略)
>「SF作家協会規約」も登場していたな。
>いちいち文字起こしするのも面倒なので、検索したら見つかりました。
http://d.hatena.ne.jp/choiota/20070305から孫引きです。一部改行などを変更し箇条書きにしました。
「・・・1963年にSF作家クラブいうのを星さん達とこさえたんや。
創立メンバーは僕ら以外に、半村良とか光瀬龍、あと手塚治虫、それに筒井康隆とかね。
(略)作家クラブの入会資格を決めよういうことになったんや。
●宇宙人はダメ
●死んだ人はダメ
●(これは競馬に夢中な奴が中におったからやけど)馬はダメ
●星新一より背の高い人はダメ。
●小松左京より重い人はダメ
●筒井康隆よりハンサムな人はダメ。
(略)それでな、一回星さんより5センチほど背の高い人が入ってきたんや。その時星さんがどない言うたと思う? 「足をツメろ!」やて。ひどい話やろ。」
>さっきの原子力研究所に関しても、見学後に筒井康隆だけがなぜか放射線量チェックに引っかかったというオチがあるんだけど、筒井がインタビューで「あの後から傑作が書けるようになった」とさらっと言う二段オチになってて笑った。
>「SFの浸透と拡散」はいまだに続く(筒井康隆談)
俺は世代的に違うのに、なぜ「SFの浸透と拡散」なんて用語を知っているのだろう(笑)これは筒井が提示したテーマだったんだね。
>浸透と拡散をやり切って、今、駅前というかつての中心街がシャッター通りになっているようにSFの中心部はシャッター通りになっている。特に少年漫画においては、描くほうだって負け戦を覚悟して描いているのだ。
周囲が発展しても中心街がシャッター通りになってるというのは良くある話で(苦笑)。しかし中心街が賑わっていた時代の記録も残したいんだよなあ。
とにかくこの番組に関しては未来永劫語り伝えたいぐらいのつもりで。
同じような興奮が書かれたページ・サイト、ご存じの方はどうぞお教え願えれば幸いです。
世間あまりにも騒がなすぎ。昨夜の10時から11時半まで、後世に語り伝えられる凄い映像が流れてたのだよ、本当に。