夏目漱石とジョン・レノンの奇妙な符合。

ちょっと気合い入れて大ネタでいこう(笑)。


今日12月9日は文豪・夏目漱石の九十周忌であります。
そしてまた、かのジョン・レノンの26回目の命日でもあるのですね。
と書くと、「あれジョンの命日は12月8日じゃないの?」と思われる方もおられるかもしれない。さにあらず確かに1980年ダコタ・アパートで撃たれたのは現地時間で12月8日なのだけど、日本時間では9日になってしまうのですよ。
これだけだと、「へー命日一緒なんだ」で終わってしまうところ。しかしよく考えてもらいたい。
漱石死去が1916年12月9日、ジョン死去が1980年12月9日、そしてビートルズの名曲の一つに「When I'm Sixty-four(64歳になったら)」があることを思いあわせると・・・
そう、夏目漱石の命日に生まれた子供は「64歳になったら」ジョン・レノンの命日を自分の誕生日として迎えることになるのですよ!!!
この奇妙な符合よ。


もっともちょっと詳しい人なら「『64歳になったら』はポールの曲じゃねえか」と突っ込むかもしれないけど、まあ漱石とジョンの仲立ちをポールが努めたということで(ちょっと強引・笑)。
後、同じ40代で亡くなったということも共通点ですね(ジョンが40歳、漱石が49歳)。
もしジョンが漱石の死んだ49歳まで生きて、そして「三四郎」を英訳で読んだりしたら・・・意外と「Stray sheep(迷える羊)」なんて曲を作ったかもしれない(笑)。
またもし漱石が胃を治してさらに50年の長寿を保ち(考えにくいが・^^;)、ビートルズの来日する1966年を99歳で迎えて彼らの演奏を聴いたとしたら・・・やはり「オタンチンパレオロガス」(漱石が「吾輩は猫である」で用いたけなし文句)な輩として切り捨てたでしょうか(笑)。そう考えると興趣は尽きませんな。
年表マニアでいると、こんな変な楽しみ方があるのですよ(^^;)。


「64歳になったら」、原曲をはっつけようかとも思ったのですが、ジョンの息子ジュリアン・レノンの歌ったものがあったので、こちらを貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=F_3B_SiJr2Y&mode=related&search=


自分が64歳になったら、若者をいぢめて楽しむイヤなじじいでありたいものですな(笑)。ではではまた。