ドアーズ、ジャックス、松村雄策

ども、ふるきちです。


発売が待たれる春樹さんの音楽エッセイ集「意味がなければスイングはない」ですが、
僕が今一度春樹さんに筆を振るってほしい存在、それは何といってもかのジム・モリソン率いる「ドアーズ」であります。
そもそも僕がドアーズを聴くようになったのは春樹さんと村上龍さん、そしてすでに故人となった中島らもさんがこぞってドアーズを絶賛していたことから興味をもったのが始まりでしたが、いやあ彼らのフアーストアルバム「ザ・ドアーズ」を聴いたときの衝撃といったらなかったですね。
1967年の夏はビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブ・バンド」、ビーチ・ボーイズの「ペット・サウンズ」、そしてドアーズの「ザ・ドアーズ」の歴史的名盤3枚がほぼ同時に発売されたことから「マジック・サマー」と呼ばれてるらしいんですが、ドアーズ聞いたときに初めてそれが実感できましたね。
まだ聴いたことのない方は前述のフアースト、そしてセカンドの「まぼろしの世界」、サードの「太陽を待ちながら」は是非とも聴いてもらいたく思います。「ハートに火をつけて」「ジ・エンド」「ムーンライト・ドライブ」「サマー・オールモスト・ゴーン」・・・いずれも名曲です。


また日本でドアーズ的存在を探すとすれば、90年代にひっそりと復活を果たした(苦笑)早川義夫率いるジャックスですね(カードじゃないよ・笑)。冒頭の歌詞でものの見事に放送禁止となった「からっぽの世界」を聴いたときはやはり愕然としたものです。こちらもやはりフアーストの「ジャックスの世界」、セカンド「ジャックスの奇跡」をぜひ聴いてほしいですね。もっとも早川が関わってたのはこの2枚の時期だけなんだけど(苦笑)。


そして僕がこの2バンドにはまり込むもうひとつのきっかけとなったのは「ロッキング・オン」で著名な音楽評論家(なのかな?)の松村雄策氏のエッセイの存在があります。ちくま文庫から出てた「岩石生活入門」は名著だったなあ、今は絶版なのかな?
松村氏はかくれ春樹フアンであるとも聞くし、この二人の対談どっかでやってくれないかなあと無謀な期待をしてしまうふるきちなのでした。ではではまた。