K−1開幕戦数日前、某所での会話(あくまで推測・笑)。

「おい、ダニよ。わしがムショ入っとる間は任せとったが、相変わらずマッチメークが下手じゃのう、お前は」


「へへーっ、恐れ入ります。何か妙案がございましたら・・・」


「仕方ないのう、教えたる。今度の開幕戦でいきなりシュルトとアーツぶつけたるんじゃ」


「ええっ! それはほとんど決勝戦のカードでは。それにもしそれでアーツが負けたら・・・」


「アホが。トーナメントで勝ちあがって当たるからこそ、アーツの方がダメージ多くて負けるんじゃ。開幕戦で無傷でぶち当てる。そしてアーツにどんどん死に物狂いで前に出させるんじゃ。今のK−1では首相撲が禁止されとる。アーツの突進力で前に出られたら、シュルト首相撲出来んと抱え込むしかないんじゃ。上からがぶれんからのお。そしてシュルトがクリンチしたら容赦なくコーションとったらええねん。マストポイントやないんやから、シュルトがちょっと有利くらいなら10−10にして、ちょっとでもアーツが上回ったら10−9にすりゃええんや。アーツ勝ちゃ昔のフアンも盛り上がるでえ!」


「ひええ、何という悪がしこさ・・・」


「何かゆうたか!」


「いえいえ、何も・・・」


「おっと、バンナやレミーにリングサイド来て応援しろゆうとけ! かつてのライバルが総出で応援しとる図式にフアンは弱いからのお。後もちろんノリカやニシヤマにも泣きいれて応援したらボーナス出すゆうとけ、分かったか!!」


「へへーーーーっ!!!」





やはり恐るべきはマスター石・・・いやいやいや(^^;)。